
冬は、気温だけでも低く、家事などで水仕事をしなければならない女性の体は、とかく冷え気味。
冷えると代謝も悪くなりますから、手足のむくみ、胃腸の不調などに悩まされます。冷えは、女性に限りません。
けれど、女性は筋肉が少ない分、心臓から送り出す血流が末端にまで行き届かず、どうしても冷えを抱えてしまいがちですよね。女性の場合、月々の月経や月経前症候群など、ホルモンバランスによる女性特有のいろいろな不定愁訴や不順は、冷えから由来していることも、最近の研究の中で分かってきました。
何と言っても冷えに効果があるショウガ・・・さあ! 冬の冷えは、ジンジャーシロップで撃退しましょう!
♦ショウガは体を芯から温める!
古来、ショウガは、体を温める作用があるとして、ヨーロッパでは薬用ハーブやハーブティとして活用されてきました。中国では漢方薬剤として、様々な漢方薬に配合されてきました。
特に、女性に効能があるとされる漢方薬には、必ずといっていいくらいショウガは、配合されてきています。それというのも、漢方は、体の冷え自体が病気の原因をつくること、そして、体温を上げることの大切さを知っていたからでしょう。
♦「ショウガオール」が体の芯の部分から温める効能
ショウガの独特な香りや風味には、ショウガの皮のすぐ下の部分から抽出される精油部分があります。こちらには30種類以上の成分が含まれていて、代表的なものには、クルクミンやリモネンという成分があります。
これらは、ショウガの皮のすぐ下にあるため、皮をむいてしまうと消失してしまいます。ジンジャーシロップは熱をかけていますから、当然、この薫り高い精油の部分は失ってしまいます。
ただ、ショウガの澱粉質に含まれる成分に、殺菌作用や抗酸化作用のある「ショウガオール」や「ジンゲロール」という成分は残り、加熱することで「シンゲロール」から変化した「ショウガオール」は、血流を高め、体の芯の部分を温めて冷えを改善してくれます。これが、ショウガシロップの効能である体温アップ、代謝アップの源になる成分なのです。
♦体温をあげて免疫力もアップ!
体温が1度上がると免疫力も30%上がると言われています。ジンジャーシロップに含まれる「ショウガオール」の殺菌作用や抗酸化作用によって、免疫力があがり、血行をよくし血流を流れやすくしてくれます。
そうすることで、体温が上がり、冷え切った体を内側から温め、冷えを防いでくれます。暖房などで外側から温めるのは、比較的簡単なのですが、内部から体温上昇させるのはなかなか難しいものです。ジンジャーシロップは、そうした女性の末梢の冷えなどを、末梢血管を拡げ血行促進することで内部から温めてくれる効能をもっています。
特に、冬は手足の冷えが悩みの種でしたが、ジンジャーシロップの「ショウガオール」による発熱・発汗作用が、その悩みを解決してくれます。
♦冷えにはジンジャーシロップをお湯割で寝る前に・・・
より体温をあげ暖かくなりたいのでしたら、ジンジャーシロップをお湯で割って飲むのが、一番簡単な方法です。体を温めたいならお湯で割るのがいいですね。
ちなみに一日に摂取すべきショウガの量は、10ccといわれていますので、ジンジャーシロップも10~15ccを夜寝る前などに飲むと冷えに効果があります。
♦紅茶、ミルク、お酒などにもジンジャーシロップを入れよう!
紅茶に、ジンジャーシロップを混ぜるのも温まるものです。風味もあり大人の味わいも楽しめます。紅茶にはポリフェノールがありますし、殺菌作用もあります。お酒のジンジャーシロップ割りも温まりそうですね。
ホットミルクにして飲みますと、ジンジャーシロップの味や匂いが苦手な方でも、味はマイルドになり、おいしく飲めるでしょう。体も温まり冷えの解消になるでしょう。カルシウムやミネラル、たんぱく質などの栄養分も摂れるので、一石二鳥ですね。
まとめ
いかがでしょうか。ジンジャーシロップは、体の芯から温めてくれる効能があること、お湯割りにすると冷え防止になること、夜寝る前に飲むと効果的であること。
そして、紅茶割り、ホットミルク割り、ワイン、日本酒、焼酎などに入れても体が温まりそうです。冷えは万病の元です。体温アップは、腸活にもつながります。寒い冬には、ぜひとも冷え防止と体温アップに、ジンジャーシロップの効能をお試し下さいね。