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イラッとすることは、社会生活を送っている以上、よくありますよね。でも、このイラッとした感情を溜めていくと、それはどんどん強くなり怒りの感情となります。

さらに、怒りの感情が継続していくと、常に精神的な興奮状態となってしまいます。すると、人間関係でトラブルが起きやすくなり、こうした状態は、ストレスとなって次第に自分の体へ向かっていきます。免疫力は低下するので肌荒れは起きますし、消化器官は不調になり、肝機能すらダメージを受けてしまわないとも限りません。

心と体は影響しあっていますので、こうした怒りの感情は、適当な方法で散らさないと、様々なマイナスの結末をもたらしかねなくなってしまいます。そうした時こそ、心を鎮めてくれるハーブティを利用してみましょう。

今回は、こうした自分に向かってくる興奮状態を鎮めるハーブティをご紹介します。

1.ストレスによる不安を抑え精神を安定させるセントジョーンズワートティ

セントジョーンズワートは、古くから鎮静作用を持つことで知られてきました。オトギリソウ科に属するハーブの多年草。「不眠のためのハーブティ」として、以前記事を書いたことがありますが、ここでは「興奮をリラックスさせたいハーブティ」としてご紹介します。

うつ症状や自律神経失調、不安神経症などに効果があると、ドイツからの研究報告もなされていますが、現在では、うつ病や睡眠障害だけでなく、イライラやストレスによる不安を抑えて、精神を安定リラックスさせる効果があるとされています。

♦神経伝達物質を分解する酵素を抑える「ヒペリシン」

人間の脳内では、セロトニン、ドーパミンといった化学物質が、神経細胞間の情報を伝達する役割をしています。セントジョーンズワートは、神経伝達物質を分解する酵素の働きを抑える「ヒペリシン」の作用と、もうひとつ脳内にあるセロトニンが、他の神経細胞に再吸収されるのを防ぐ作用もありました。

この2つの有効成分の相互作用によって、脳の神経伝達物質のバランスを整えます。こうしたことが、気分の落ち込みやストレスを和らげると考えています。セントジョンズワートティは、抗酸化作用、抗がん作用、殺菌作用、抗ウイルス作用などさまざまな薬効をもち、血中のコレステロール値を下げて、動脈硬化や高血圧、心臓疾患などを防ぎます。

セントジョンズワートティの味は、優しいとろみがあり、ほのかな甘みもあるので比較的飲みやすく、お茶を飲む感覚で飲めます。

2.興奮やストレスを緩和してリラックスへ導くリンデンティ

リンデンは、ヨーロッパ原産のシナノキ科の落葉高木で、葉がハート型の木。

菩提樹とも呼ばれ、ヨーロッパでは街路樹として植えられています。優れた鎮静作用があり、緊張を緩和してリラックスさせてくれる効果があります。花と苞(ほう)の部分を乾燥させたものは「リンデンフラワー」と呼び、木部の方は「リンデンウッド」と呼び、それぞれ効能も異なります。

リンデンフラワーティは、イライラやストレスの緩和などに役立ちます。怒りやストレスなどが長引くと神経が興奮状態になってしまいますが、リンデンフラワーは、神経の緊張を鎮め、ストレスを和らげてリラックスさせる作用があります。また、睡眠導入作用もありますから安眠させることでより穏やかな状態に作用します。

リンデンウッドの方は利尿作用、コレステロールを減少などにいいと言われています。主要成分はフラボノイド、粘液質、タンニン、サポニン、フェノール類、精油その他。この抗酸化作用に優れるフラボノイドを豊富に含んでいることから、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。

♦ビタミンPで抗酸化作用や毛細血管の強化

また、このフラボノイドには、ビタミンPという成分が含まれており、抗酸化作用や毛細血管の強化に役立つことが認められています。

ビタミンPには血圧降下作用もあり、抗酸化作用による血液サラサラ効果と合わせて高血圧や動脈硬化や心筋梗塞の予防に有効と考えられています。精神面での鎮静作用もありますので、イライラやストレスによる動悸や高血圧にも役立ってくれるでしょう。

タンニンの整腸作用によって神経性の消化器の不調や収斂作用による発汗、サポニンの血行促進作用に優れることから風邪の引き始めの緩和にも有効です。サポニン、タンニン、フラボノイドと体に有効な成分を含んでいることから、オールラウンドの効能があるのでしょう。

こうしたことから、興奮した神経を静め、心身ともにリラックスさせてくれるハーブティとしておすすめできます。特に、精神的なストレスを緩和することに役立ちます。

葉と花を使ったハーブは上品な甘い香り。あまり味はありません。リンデンフラワーの場合、ティスプーン1~2杯(一人分)をティーポットにいれ、熱湯を注ぎ2~3分蒸らし出来上がり。不眠解消に寝る1時間前に飲むと効果が期待できます。

3.興奮状態にあるストレスをゆったり解きほぐすジャーマンカモミールティ

カモミールは、花が開ききる前に花の部分を摘んで、生または乾燥させたものをハーブティーとして飲みます。

ジャーマンカモミールの特徴は、リラックスや鎮静作用のある代表的なハーブティー。さまざまな効能があるカモミールですが、興奮状態にあるストレスをゆったりと解きほぐしてリラックスさせる効能もあります。

また、催眠効果もあるので、神経をリラックスさせ、ゆったりと安眠にまで導いてくれます。眠ることで気力も少しづつ回復してくることでしょう。

カモミールについては、効能が広いので「不眠」と「女性の冷え」そして「頭痛」に効くハーブティのところで、以前記事を書きましたが、今回は興奮状態をリラックスにさせてくれるハーブティとして紹介します。ジャーマンカモミールティはキク科。初夏から夏にかけてマーガレットのような小花を咲かせます。

4000年以上前のバビロニアで、すでに薬草として用いられていたといわれ、ヨーロッパでは、医療用ハーブとして知られています。

♦フラボノイドの抗活性酸素の効能で免疫力も復活させる!

成分が、フラボノイド、コリン他。フラボノイドの抗活性酸素の効能で、細胞を活性化させますから、ストレスで荒れた肌も修復し、免疫力も取り戻してくれるでしょう。ジャーマンカモミールは、心を落ち着かせる効果にすぐれ、緊張感、不安感、怒りの感情などを緩和してくれます。

気持ちを鎮静させ、リラックスさせ心の状態を落ち着かせます。この他に、頭痛、歯痛、神経痛、月経痛などの痛みなどを鎮静化する効果もあります。ひどい頭痛や歯痛もそれだけでストレスともなりますから、それを除去してくれるカモミールは、心強いハーブティと言っていいのでしょう。また、カモミールティは、不眠や風邪対策としても利用されますが、これも心を鎮める作用とも関連します。

リンゴのような香りで、若干の苦味がありますが、シングルで充分おいしく飲むことができます。使う部位は花なので、それをカップに取り熱湯を注ぎフタをして、3分~5分で出来上がり。生のままでも、ドライでも利用できます。キク科の植物にアレルギーのある方は注意しましょう。

4.怒りを和らげ中枢神経のバランスを回復させるラベンダーティ

香りの紫色の花を咲かせ「ハーブの女王」とも言われているラベンダー。ラベンダーの種別はシソ科。古代ギリシャでは、怒りを鎮め、体と心を浄化する薬用ハーブとして使用されてきました。怒りの緊張を解いて、リラックスを促します。

ラベンダーには、いろいろム種類がありますが、ハーブティとして用いられるのは「イングリッシュラベンダー」。有効成分はフラボノイド、クマリン、タンニン、リナロール他。就寝前にラベンダーティを飲むと、心身の緊張がほぐれてよく眠れ、緊張からくる偏頭痛にも効果があるといわれています。

緊張や不安で眠れない時には、緊張を解いて心をおだやかにして眠気を促すのがラベンダーティの特徴です。

♦緊張や不安で眠れない時にお勧め

ラベンダーティは、体と心の両方にリラックス効果をもたらします。ラベンダーの香りは、怒りをやわらげ中枢神経のバランスを回復させるといわれ、怒りや不安などの神経疲労に活力を与え、心の不調を取り除いてくれます。

鎮静作用があり、怒りからきたストレスでこわばった心身をリラックスさせ、不安や緊張を和らげてくれます。ストレスを感じやすい人や、気分にムラのある人にもいいと言われます。また、鎮静作用も高く、緊張や不安で眠れない時には、リラックス効果による快眠が期待できます。

強いラベンダーの香りだけでもアロマとして使われている位香りには定評があるラベンダーティ。味は清涼感のある風味です。ラベンダーティの飲み方は、シングルで飲みますが、カモミールやローズと飲むと、よけい効能は広がり、心を落ち着かせることができるでしょう。

ただ、子宮出血の原因となることがありますので、妊娠中の人や子供さんの使用には、注意が必要です。

まとめ

いかがでしょうか? 興奮してピリピリしている感情を鎮めるハーブティ4つご紹介しました。

  • ストレスによる不安を抑え精神を安定させる「セントジョーンズワートティ」
  • 興奮やストレスを緩和してリラックスへ導く「リンデンティ」
  • 興奮状態にあるストレスをゆったり解きほぐす「ジャーマンカモミールティ」
  • 怒りを和らげ中枢神経のバランスを回復させる「ラベンダーティ」

怒りの気持ちは自分の心や体に跳ね返ってきます。自分を余り痛めつけないようにしましょう。ストレスや怒りの感情は、余り思いつめずハーブティなどを飲み、早めに心も体もほぐし、ゆったりした時間を過ごす中で拡散してしまいましょう。

そして、ぐっすりと眠る中で、あなたは再びあなた本来の自分を取り戻していくことに気付くはずです。

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